【第4話】Zymo Aged


松田が長年お世話になっているAtelierZからバイオテクノロジーによるサウンドエイジングパーツ【Zymo Aged (ザイモ・エイジド)】が登場しました!Zymo Agedはブリッジなどの金属パーツをバクテリアで発酵させ経年変化を促進させるという画期的なアイデアです。ヴィンテージベースでしか味わう事が出来なかった経年変化による響きとトーンを手に入れる事が出来ます。


2023年現在製品化されているベース用パーツはブリッジとジョイントプレート(ネジ含)のみです。Zymo Agedパーツを装着したベースにはヘッドの裏側にロゴシールが貼られます。

本来ギターやベースのエイジング加工は傷やクラックを故意につけて退色具合を演出したものです。使い込まれたかの様な風格・貫禄を演出するために手間暇かけて汚している訳です。

Zymo Agedはご覧の通り見た目はピカピカでエイジング感はありません。つまり『見た目』のエイジングではなく『中身(サウンド)』で勝負するエイジングなんです!


松田所有のベース、AtelierZのVintage604(画像左)とVintage504(画像右)の2本にZymo Aged処理が施されたブリッジとジョイントプレートを装着しました。


まずアンプに繋がない生音の響きが大きくなったのが最大の驚きでした。手に伝わってくる感触が今までの自分の楽器じゃないみたい!まるで経年変化したヴィンテージベースのような響きに変わりました。楽器全体の鳴りが良くなった印象です!


アンプに繋いでみるとダイナミックレンジが拡がり音が速く立ち上がってくるような体感があります。音色は好みが分かれるところですが突出した帯域もなくEQが不要に感じるくらいまとまっています。ブリッジとジョイントプレートを換えただけなのにこの変化には正直驚きました!


複数のライブで使った感想は響きかたが良くなったのでアンサンブルに混じった時の空気感が心地よく感じます。演奏環境が変わっても音が埋もれることもなく、無駄に音量を上げなくてもモニターしやすくなった気がしてます。


初めてZymo Aged装着のベースを試奏した時は「いい音のするベース」ぐらいの印象しかありませんでした。それは装着前の音と比較していないのでZymo Agedの真の実力を感じれなかったのだと思います。しかし自分の楽器に装着してみるとビフォーアフターが判るので響きの違いを顕著に感じます!個人的には他のベースも全部交換して欲しいくらいの満足度ですが、ビフォーアフターのアフターだけでZymo Agedの実力を判断するのは難しいかな?・・って思いました。

一人でも多くの方にZymo Agedの素晴らしさを知って頂きたいです!


AtelierZが公開しているZymo Agedのデモ演奏動画 (YouTube) はこちらから。

AtelierZのHPはこちらから。